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重い水

heavywater.exblog.jp

自分自身が
よい人間ではないことを知っている。
考える必要はなかった。
なぜなら偶然だからだ。
それについて感謝したい。
いつも思っていた。
毎回毎回左足から踏み出す煩わしさ。
必ず左右の肩を確認する苦痛。
人に気づかれてはいけないのだ。
規則について。
こう思ってはいけない。
こう思わないといけないので、
たくさんの誤解を受けてきた。
本心とは違う意見を述べる。
規則を守るために。
ときには規則を破りたい。
不規則な発言を繰り返してきた。
それは人の目には自由にも傲慢にも映る。
本当は不自由で作り笑いをしている。
人に従いたい。
だが、あなたには従わないだろうね。

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# by heavywater | 2015-02-17 20:44 | 思考

身体感覚

足先が崩れ溶けていく。
手指は鋭敏になる。
視界に膜がかかる。
頭骸骨の中は炭酸水で満たされる。
皮膚の下に薄いシートが、
弱い電流の流れるシートが入っている。
胃の中のりんごは主張する。
りんごは白くて硬く、胃壁を押す。
胃壁は厚く薄く弾力がある。
関節の血管には大量の血液が流れている。
心臓は震えている。


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# by heavywater | 2015-02-17 20:22 | 感覚

不完全な

確かに
見聞きし、印象を述べた。
あれだけ話したのに、わからない。
体験は通り過ぎる。
記録することができない。
断片はあった、しかし全て逃してしまった。
みんな溶けてしまった。
オレンジ色をした温かみだけが残っている。
つかみどころのない温度は
まばらな感覚を通して伝わる。
温かいが、よい感情ばかりとは言えない。
悪くはない。よくもない。
動きはしたがどちらとも言えない。
オレンジ色の後味。

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# by heavywater | 2015-02-15 15:29 | 記憶

開演

今日が終わろうとしている。
今日は美しい色をしている、
やや有機的に光っている。
物語が始まるにはとてもよい日だ。

誰も答えられない。
誰も知らないからだ。
誰も質問できない。
誰も知らないからだ。

よいものには目をかけ、
悪いものには手をかけ、
普通のものには気もかけない。

いずれは月に手が届くだろう、
ここに書かれることは
自分だけが知っていることだ。
おかしいと感じたならば、
あなたが見たのは己の影。



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# by heavywater | 2015-02-14 23:13 | 思考