少しずつ押しつぶされていく。
あまりにもゆっくりと進行していくので気付かない。
高まる内圧。
気付かないが、それでもどこかで痛みを感じている。
わずかずつ増していく痛み。
決定的な言葉は排斥の言葉。
圧壊。この物語はここまで。
続きはない。
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by heavywater
| 2015-04-08 20:26
| 感覚
期待と憂鬱とがないまぜになった感情は
興味深い存在である。
苦しめもするし高揚もさせる。
地面すれすれに浮遊する思いは
上昇することなく
衝突するまで進み続ける。
衝突した瞬間分裂し、
再び三度統合されるまでの間
ばらばらのまま進み続ける。
進むその先はわかっている。
最終的に到達するその場所は
「死」である。
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by heavywater
| 2015-04-03 20:00
| 思考
歩き続けてきたが、意外と短い時間だった。
出口は見えないが、
この先に必ずあることを常に感じていた。
反響する声が心を揺さぶり
不安にさせ、落ち着かせる。
闇を思わせるのに明るい。
時々振り返る。
たびたび振り返る。
毎回違う景色が見える。
大勢の人がたどる道。
いつか明るみに出る。
振り返ると
今まで歩いてきた道は
まるで
深淵のようだった。
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by heavywater
| 2015-03-25 21:49
| 追憶
毎日笑顔で過ごしている。
よく話し、よく聞く。
物おじせずに人と話せる。
人当たりがいいと言われる。
よく道を尋ねられる。
そういう人間です。
何一つ願いはかなわない。
期待を持たせるな。
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by heavywater
| 2015-03-21 21:34
| 感情
どうしようもないんだよ。
嫌いではないよ、
むしろ好きなんだよ。
だからこそなのか?
他愛もない会話を目の当たりにして、
どうしようもない思いが、
夢があって
未来があって
今がある人々に対して
黒煙のようにどうしようもない思いが、
まるで視界を遮るかのように湧き上がる。
相手にされていないのがわかるから、
しかし一人になりきれない。
自尊感情がなくて
自己評価が低くて
つまらない人間だからな。
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by heavywater
| 2015-03-21 21:01
| 感情