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重い水

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初夏の乙女

清楚な笑顔は、一度は心を温める
心地よい声は、一度は柔らかに頭上を舞う
名残を惜しむ手に、一度は心を揺すられる

その笑顔は、あくまで清楚に
その声は、強迫的にささやき
その手は、爪と血の痕を残し


窓の向こうには昂然と顔を上げる旧友が見える
「私を覚えているか?」
「今からそこへゆく」

透明な視線は、清楚な笑顔を遠ざけ
高らかな声は、ささやきを絶ち
暖かな手は、爪と血の痕を流す


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by heavywater | 2017-03-01 21:33 | 日常
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